ゴスペルといえば世界的にアル・グリーン(Al Green)。

その世界の頂点ゴスペルミュージックをメンフィスでは教会の日曜日のミサで聴く事ができます。

メンフィスの伝説レコーディングスタジオ、ロイヤルスタジオでレコーディングして世に出たアル・グリーンは、グラミー賞を11回受賞し、ケネディセンター功労賞なども受賞した人ですが、その本人が、牧師としてゴスペルを歌い、説教もするミサには、世界中からその歌声を聴きにたくさんの人びとがやってきます。


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時々いないこともあると聞いていましたが、私が出かけたこの前の日曜日には、アル・グリーン牧師がいました。

他のゴスペル教会も行ったことがありますが、説話と歌が半々くらいのところもあれば、説話が長いところなどいろいろ。さて、ここは、どうなのかな?と思いつつ、ミサが始まりました。

最初にバンド演奏とゴスペル合唱団による歌で会場が盛り上がります。

そこへ、アル・グリーンが登場し、説話が始まりました。
でも、説話は、あっという間に終わり、アル・グリーンのすばらしい歌声が教会に響きます。

これは、マイクに向って歌っている写真です。

ファルセットのきいた美しい歌声が教会のすみずみまで響き渡り、とても感動しました。

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エルビス・プレスリーの家、グレースランドの近くの教会は、緑の多い住宅地の中にあります。

フランス、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、カナダなど世界からはるばるやってきた人たちがたくさん来ていました。アメリカ人もはるばる各地から駆けつけていました。

日本人は、私と友人の二人だけで、アジア人も私たちだけでした。


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ゴスペルの歌と説教の合間にアル・グリーン自ら人々の間をまわり、「どこから来たの?」と声をかけてくれます。
私たちにも、「日本からよく来たね!」とそばに来て声をかけてくれました。

さすが世界中をわかせてきたシンガーは一挙一動が人々の心を惹き付けます。

約2時間半の歌とお話のミサは、たくさん歌があってあっという間でした。

どこの教会に行っても献金はありますが、ここも例にもれず終わりが近づくと封筒が配られ、それにお金を入れて献金します。来た人たちが列となり、アル・グリーンの前においてある献金皿に封筒をのせていきます。

すばらしい歌声と明るく元気なお話に感動させてもらったお礼をおいてくるという雰囲気でしょうか。



こちらで、アル・グリーンの教会の様子をお楽しみください。

YouTubeにいろいろな画像があがっていますが、私がいた日の雰囲気に一番近いものです。

こんな感じでアル・グリーンがずーっとたくさん歌ってくれました。

メンフィスでゴスペルを経験したい人には、絶対にお勧めです。
アル・グリーン自らのゴスペルを体験できるのは世界でここだけです。

Full Gospel Tabernacle Church


Full Gospel Tabernacle Church by Al Green
  • 787 Hale Rd Whitehaven
  • Get Directions (地図)
  • Phone number(901) 396-9192