Jazz Twins

双子の若手新進ジャズミュージシャンの母がアメリカ南部メンフィスから、見て、聞いておもしろいことを発信します。

カテゴリ: ライブ

ノース•ミシシッピ•オールスターズ(North Mississippi Allstars)のコンサートに行ってきました。

1990年代に発表したデビューアルバムがいきなりグラミー賞にノミネートして以来、3度もノミネートされて世界のブルースロックを牽引しているグループです。


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地元はもとより、世界にその名を馳せるこのブルースロックグループのパワフルな音楽にメンフィスの老舗野外音楽堂レビットシェルは満員。ライブはとても盛り上がりました。

左のギタリスト、ルーサー(Luther Dickinson)と、右のドラマー、コーディ(Cody Dickinson)のディキンソン兄弟が主要メンバーです。この二人は、ボブ•ディランやローリング•ストーンズなどとも共演し、メンフィス音楽の黄金時代の50-70年代にメンフィス発で世界の音楽の伝統を築き上げたレジェンドの一人、ジム•ディッキンソン(Jim Dickinson)の息子たち。しっかり、メンフィスの音楽の伝統を受け継いで世界に広めてくれている眩しい青年たちです。

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彼らの音楽は、炸裂するコーディのドラムのビートにルーサーのギターのメロディと歌がぶつかる激しいながらもメロディアスで心にグッとくる音楽。ベースはウッドベースとエレキベースを使い分けて曲ごとの音調を盛り上げます。ドラムは2台編成で炸裂が2倍でした。

私は6年前にメンフィスに来て以来、メンフィスのドラムのレベルの高さに舌を巻き、メンフィスドラムは世界一だと確信していますが、このコーディは、その中でもダントツのレベルの高さ。

メンフィスのドラマーは、メロディーなしのドラムだけを音楽にしてしまうマジックを持っていますが、コーディのドラムソロに会場の皆が引き込まれるのは圧巻でした。

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演奏の後にコーディとツーショット写真をとりました。

2月に日本のブルースロックのアーティスト、佐々木亮介がメンフィスでレコーディングした時、私がコーディネートをしたのですが、ドラマーはこのコーディ。ドラムがいいだけでなく、人柄も良いのでそれ以来すっかりファン&お友だちになりました。

亮介くんのソロアルバム、「LEO」は8月にリリースされましたが、日本から預かって来たので、ステージでしっかり手渡しました。このアルバムは、コーディの他にもメンフィスのレジェンドのホッジズ兄弟なども参加しているので、お宝度がとても高いのです。日米融合のすごい音楽になっているので日本のみなさんも聴いてください。

コーディたちは日本にまだ行ったことがなく、いつか行ってみたいそう。
いつか近い将来、彼らのすごい音楽を日本の人たちが生で味わえるチャンスがあればと思います。

まずはビデオでこのライブの様子をご覧ください。



North Mississippi Allstars ホームページ

カール&アランの日本ツアーがキックオフしました。

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鎌倉のジャズライブハウス、ダフネでのライブは、ギターに松尾由堂を迎えてトリオでアランのオリジナル曲やスタンダード曲を演奏。満席の会場が音楽に乗って盛り上がりました。


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スペシャルゲストは、コマーシャルソングなどで有名な牧野竜太郎。
爽やかな歌声が、観客を魅了します。
スタンダードからブロードウェイミュージカルナンバー、そしてメンフィスにちなんでエルビスナンバーもカバー。英語の歌が何とも素晴らしいのです。

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左から、松尾由堂(ギター)、アラン(ベース)、カール(ドラム)、牧野竜太郎(ボーカル)

客席とステージが近くて融合度の高い楽しいライブでした。


Jazz Club Daphne
鎌倉市小町2-10-10 T.I.ビル3F 
Tel. 0467-24-5169 info@jazz-daphne.jp



カール&アランのインターナショナル•ジャズ•ツインズが、シアトルデビューしました。

シアトルの中心地にある老舗ジャズクラブ、Tula'sで、シアトルのピアニスト、ジョン•ハンセン(John Hansen)と一緒に、トリオ演奏会をしました。

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オリジナル曲や、スタンダード曲に加え、日本の曲、「さくら」も演奏しました。

シアトルのジャズクラブは、観客のレベルも高いのですが、Tula'sも、例にもれず、双子の演奏が始まると会場は真剣な雰囲気に包まれました。

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迫真に迫る双子の演奏に観客席からは大きな拍手をもらいました。

アーティストに厳しいと言われるマネージャーのジェイソンからは、「有名になっても、ここで演奏したことを忘れないように!そして、またおいで!」と、満面の笑顔のコメント。

会場と舞台が双子パワーに包まれたひとときをビデオでお楽しみください。

アランのおなじみオリジナル曲、「タイミ」の進化したシアトル•バージョンです。
下記の画像をクリックして演奏をお楽しみください。



 

ご近所のジャズライブにでかけてきました。

近所に新しく出来たお店はメンフィスとその近郊で人気のレストランチェーン、ヒューイズ(Huey's)。
レトロな内装でメニューはハンバーガーなどのアメリカ料理です。こちらの人は家で料理をすることが少ないのでこういうカジュアルなレストランが人気です。

カジュアルながらも週末にはライブミュージックがあります。

そして、カバーチャージなしのお手軽ライブが、世界的に活躍するミュージシャンだったりするのがこのメンフィスの楽しいところです。


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こちらが今回ライブ演奏をしたブライアン(ブリーズ)カヨールカルテット。

左からアルビー・ギバン(Alvie Givhan - キーボード)、トニー・ロナルド(Tony Lonardo - ドラム)、リーダーのブライアン・ブリーズ・カヨール(Brian Breeze Cayolle)、そしてボブ・サンダ(Bob Sunda - ベース)。

みなさんベテランのすばらしい演奏者です。

メンフィスのミュージシャンは楽器を歌わせることができると評判ですが、この人たちもそうです。それぞれのソロを聞くと、楽器が歌って踊っているような不思議な感覚を楽しむことができます。


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リーダーのブライアンは、ニューオリンズ出身のサックス、クラリネット奏者です。(写真右から二番目)ニューオリンズのR&B功労者として世界的に有名なアラン・トゥーサン(Allen Toussaint)のバンドメンバーで、世界じゅうをツアーする人ですが、メンフィスにいるときは、このように地元のジャズファンを喜ばせてくれます。

日本では、ブルーノートビルボードという有名ジャズライブハウスで演奏する人なので、これがこの至近距離でこの値段!?と思うととても得をした気分です。

しかも、私たちの席は最前列で、インターミッションには本人自ら私たちのテーブルでおしゃべりというパーソナルサービスつきです。

ブライアンのサックスやクラリネット演奏は、彼のストーリーがぎっしりつまっていて、最初の音色から最後の音までブライアンらしくほれぼれします。歌も上手で、これがニューオリンズぽくて渋いのです。

出身のニューオリンズを拠点に演奏活動をしていましたが、2005年のハリケーンカタリーナで自宅が壊滅したそうです。演奏旅行で立ち寄ったメンフィスに家族も呼び寄せて拠点を移しました。

メンフィスにきて、メンフィス郊外の楽器店で中高生むけのレッスンをはじめたら、これがまた評判で生徒がたくさんいっぱいいるのだそうです。この演奏スキルで、この気さくな人柄。レッスンを受けさせたい親御さんが多いのもうなずけます。



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演奏のおまけは、かわいらしい少年たちの演奏です。

左のサックス奏者はオールディンくん(Auldin)15歳、トランペット奏者はアーロン君(Aaron)、なんと13歳です。
キーボードのアルビーの息子くんたちですが、本当に堂々とした大人顔負けの演奏をします。これからが楽しみな二人の演奏に観客も暖かい拍手を送っていました。

メンフィスはミュージシャンの層が厚いと常々感じますが、こうやって若いうちにハイレベルのプロミュージシャンと一緒に人前で演奏する機会を得られるのがすばらしいと思います。

こうやって飛び入り演奏することを、'Sit in'(シットイン)というのですが、我が家の双子がはじめてシットインさせてもらったのは、彼らのお父さん、アルビーのバンドでした。ビールストリートのキングスパレスというライブハウスで演奏させてもらったのは2年10ヶ月前、双子が15歳のときです。

先輩から後輩へ、肩肘はることなく、カジュアルに伝統が受け継がれていく音楽をカジュアルに楽しめるご近所ライブ。見て、聴いて、うれしいライブでした。







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