Jazz Twins

双子の若手新進ジャズミュージシャンの母がアメリカ南部メンフィスから、見て、聞いておもしろいことを発信します。

カテゴリ: ライブミュージック

アメリカの人たちの音楽の楽しみ方は様々ですが、ハウスコンサートは生の音楽を身近に聞けるのが醍醐味。

月曜日の夜、お友達のナンシーのお家の贅沢な空間でカナダ人フォークシンガー、ジョン•ブルックス(Jon Brooks)の歌声を楽しみました。

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カナダ、オンタリオ州出身のジョンは、自作の歌にメッセージをたっぷり込めてハスキーな声で歌ってくれました。
渋いながらもかなりハッとする歌声は心に響きます。
カナダだけでなく本場アメリカのフォーク界でも知られたシンガーソングライターです。

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私は、Delicate Cageという蜂の巣の絵のCDをサイン付きでゲット。
個人宅の居間で行われるコンサートは、まさにアットホームなので、ミュージシャンとの交流もパーティ方式。


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休憩時間はパーティなので、ホストが用意したスナックとワインで常連さんの他のお客さんとも交流できます。


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距離感近く、ジョンとホストのナンシーと記念写真。
ナンシーはお医者さんですが、お母さんがオペラ歌手だったこともあって音楽に造詣が深く、ミュージシャンを応援して時々ハウスコンサートを開いてくれます。

気さくなジョンとの会話は楽しく、今度会えるのは世界のどこかなあ。
日本やアジアにはまだ行ったことがないので、将来は一度行ってみたいのだとか。
ということで、歌声ビデオはこちらです。




 

テネシー州の州都、ナッシュビル(Nashville)は、ミュージック•タウン。
カントリー音楽のメッカとして世界に知られています。

テネシー州は、西の端にブルースの里、メンフィス、そして真ん中にカントリーのメッカ、ナッシュビルがある、音楽がとても盛んな州です。

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カントリーミュージックといえば、そのナッシュビルのブロードウェイ通りがとても有名です。

ライブ演奏のあるお店がたくさん軒を連ねてどこからも賑やかな音楽が響きます。

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カントリー、ロックなどの生演奏が、ほとんどの店がカバーチャージなしでドリンクのみで楽しめます。もちろん、ミュージシャンへのチップはお忘れなく、ですが…

レベルはとても高く、どのバンドも本当に上手で、お客さんをうならせるミュージシャンばかり。
ナッシュビルの音楽の層の厚さを感じます。

上記の写真は、ロック•バンド。
音もこなれているので、たくさんのお客さんが音楽に合わせて踊っていました。

どのバンドも演奏や歌が上手なので、世に出てスターになるのは、上手以上の何かが必要なのでしょう。

お店それぞれに工夫を凝らした演奏とパフォーマンスがあり、一杯飲んでは次とはしごをして歩きます。


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演奏しながら、ベースに乗って曲芸をしてしまうというすご腕ミュージシャンがいました。

歌って、曲芸をして、おしゃべりをして、とても上手にお客さんを盛り上げるので、たくさんチップが集まっていました。

クリスマス前とあってブロードウェイ通りはたくさん人が出て賑やか。

楽しく夜は更けていくのでした。



 

思いがけないところでメンフィスの音楽のレベルの高さをよく感じます。

音楽も美術も大好きな私が会員になっているディクソンギャラリーは、メンフィスの美術館。

こぢんまりしていますが、知る人ぞ知る、名画のたくさんある美術館です。
ルノワール、モネ、シャガール、セザンヌ、ドガにマティス、フランスの印象派の巨匠たちの絵画をたくさん所蔵しています。

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そして、ギャラリーでは毎月第3木曜日の夕方にライブ音楽つきのイベントがあります。

その月によっていろいろなミュージシャンが来て音楽を奏でます。チューリップ畑のきれいな4月は、ギターの弾き語りでした。我が家のジャズツインズもここで演奏したことがあります。

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新緑がまぶしい気持ちのよい夕べは、美術館のお庭でワインをかたむけながら、ライブ音楽が楽しめるひとときでした。

ディクソンギャラリーの第3木曜日を楽しみにする人も多く、今回も美術とあわせて心地よい音楽を楽しもうという人たちがたくさんやってきました。

今回は、シャンソンやジャズを歌ってくれましたが、これがまた本当に上手です。
さわやかな夕べにすてきな音楽でしあわせな気分になりました。

世界のあちこちでコンサートをするトップスターたちのバンドにはメンフィス出身の音楽家がいるとよく聞きますが、その理由もうなずけます。
メンフィスのライブは本当にどこもレベルが高いのです。

あんまりどこもレベルが高いのでメンフィスの人たちはそれが普通と思ってしまっているのがたまにきずですけれど…。

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こちらが、ディクソンギャラリーの所蔵画展。

一番左がモネ。窓に向って右手の絵がモネのように見えますが、実はルノワール。海の波をさまざまな色合いで描いた逸品です。こんなルノワールの絵もあったのだと感じ入るめずらしい画風です。右から2番目の窓のお隣はゴーギャンです。タヒチで描いた風景のようです。

ここには見えませんが、名画が数十枚。お値段がつけられないようなものばかりです。

メンフィスの人たちは、音楽もそうですが、美術においても、外に向けたアピールをあまりしないので館内はとても静かです。訪れる人は、名画たちにゆっくりじっくりと存分に向き合うことができるのです。

ディクソンさんは、イギリスからメンフィスにやって来てビジネスで財を成した人だそうです。奥さんと2人で暮らしていましたが、お子さんがいなかったので、そのすてきなお家は寄付されてその絵画とともに美術館となりました。所蔵品の名画はもとはディクソン夫妻の家だったところに展示されています。

お庭もすばらしいもので、この春は、チューリップが15万本もの花を咲かせて訪れる人を楽しませました。

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メンフィスは春がすてきです。

チューリップと名画、そしてライブ音楽の組み合わせ、こんなにカジュアルに楽しめるのは世界でもここだけでしょう。






 

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