Jazz Twins

双子の若手新進ジャズミュージシャンの母がアメリカ南部メンフィスから、見て、聞いておもしろいことを発信します。

カテゴリ: Jazz

ニューヨークでジャズフェスに行ってきました。
2005年から始まったのウィンタージャズフェスティバル(Winter Jazz Festival)は、今年、グリニッジ•ヴィレッジ地区をメーンに14ステージで5日間開催。

Nubluというメーン会場地区からちょっと外れたところにあるクラブは広々としていて、早く着いたら最前列で迫力のある演奏が楽しめました。

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写真は、暗くて顔がちょっと隠れてますが、若手ジャズドラマーのケンドリック•スコット(Kendrick Scott)のオラクル。
双子のカール&アランがプライベートレッスンやワークショップで、その指導力が高さと、真摯な性格に感激し、一家でファンになったアーティストです。

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私たちは、6、7日の金、土の週末の会場行き放題ジャズマラソンに参加。
2晩で80ドル行き放題のお得ジャズフェスでした。


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とても寒い日でしたが、一日目に続き、二日目も若手アーティストが出るNubluに早めに到着。
発展目覚ましい若手ドラマー、エリック•ハーランド(Eric Harland)バンドに、マーカス•ギルモア(Marcus Gilmore)と期待の若手ジャズミュージシャンたちの演奏を最前列で堪能しました。
写真はマーカス•ギルモア。


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なぜか、その日は、ジャズのこれからを担うようなミュージシャンがそこに集っていました。
ノックスビル•ジャズ•フェスティバルで出会ったテレオン•ガリー(Terreon Gully) など懐かしい人も来ていて再会が嬉しい瞬間も。


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でも、中でも大物はこの人! 
ドン•ワズ(Don Was)。

ベース奏者で、ローリングストーンズなど世界の大物スターの名プロデューサーとして有名で現在ブルーノートレコード社長。

居合わせたジャズ関係の人が「この人と一緒に写真をとりなさい!」と言ってくれて実現した一枚です。

すごいオーラ発散してました。


こちらでケンドリック•スコット•オラクルの演奏をちょこっとお楽しみください。



 

ニューヨークで行われたジャズ•コネクト会議に出席しました。

4月にドイツのブレーメンで行われたジャズアヘッド会議に続いてジャズ関係者の会議はこれが二度目。
今回はアーティストの双子とそのマネージャーとして親子で出席。

1月5,6日の二日間にわたって開催された会議は、ジャズを長年サポートしてきたことで有名なニューヨークのセント•ピーターズ教会を会場に、数百人のジャズ関係者で活気にあふれました。


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初日のキーノート•スピーカー(基調演説)は、グラミー賞アーティスト、マリア•シュナイダー(Maria Schneider)。ジャズの現状について熱く語りました。
また、ジャズ功労者に与えられるBruce Lundvail Visionary Awardの受賞者は、ベーシストのクリスチャン•マクブライド(Christian McBride)でした。


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二日間朝から夕方まで様々なセミナー、パネルディスカッションがあり、業界の第一線で働いている人たちが生の話をし、意見を交換します。

レコーディング会社の実態と今後、ソーシャルネットワークを使って発進するビジネスについてなど、議題は様々。多様に変化する社会にジャズ界も対応して新しいビジネスの形を模索しているのがわかりました。

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一日目、二日目ともに締めくくりは、ネットワークレセプション。
名刺交換をしてネットワークが広がります。
日本人も数人発見。
今後の協力を約束し会いました。
写真右の真ん中の背が高い男性は主催者のリーさんです。ジャズ雑誌JazzTimesの発行人です。


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今年のパートナー国はイスラエル。
イスラエルのジャズ状況についてのセミナーの後は、イスラエルからやってきた素晴らしいジャズカルテットのショーケース演奏がありました。
アメリカのジャズ界でトップアーティストたちと活躍し、現在イスラエル在住サックス奏者のエリ•デジブリ(Eli Degibri)がイスラエルを代表して若いアーティストたちを引き連れてうっとりとするような演奏をしてくれました。

カルテットの若手ピアニスト、トム•オレン(Tom Oren)が素晴らしい演奏を披露したのですが、双子のカール&アランが高校時代に特待生として参加したバークリー音楽院夏期講習でのクラスメートだったことがわかり、3人で再会を喜びました。

トムのピアノソロはこちらでご覧ください。




Jazz Connect 
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あけましておめでとうございます!

世界的に2017年になりました。
アメリカのメンフィスなんて街に住んでいると、時差のせいで、日本やヨーロッパが新年になってもまだまだ大晦日が続いて不思議でしたが、ここもようやくお正月です。

日本のように賑やかな行事は何もなく、2日からは普段の生活に戻るのがアメリカの生活です。

カール&アランは、今年2枚目のアルバムをドナルド•ブラウン (Donald Brown)プロデュースでレコーディングをするので、昨年の活動集大成をビデオに編集して新年のご挨拶です。

一昨年前のノックスビル•ジャズ•フェスティバルで知り合って意気投合したフランスのジャズ•ピアニスト、マニュエル•ロシュマン (Manuel Rocheman) と双子のジャズユニット、ユーラシアン•プロジェクト(EurAsian Project) の演奏 に乗せて昨年の双子の活動の軌跡をご覧ください。

 

カール&アランのジャズ•ツインズ(Carl & Alan Maguire)が、12月17日、メンフィスのスタインウェイ•サタデー•コンサートでジャズの調べを奏でました。

音楽の都メンフィスとその近郊で唯一のスタインウェイピアノ取り扱い店、AMRO Musicのショールームで行われたコンサートは、スタインウェイのコンサート用グランドピアノの伸びやかな音色とカール&アランの若いエネルギー溢れるリズムセクションの音色が重なる演奏です。

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メンフィスは聞き手も耳が肥えているので、頷きながら聞き入る人も多く、ミュージシャンの演奏にも熱が入ります。

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当日の演奏は、カールがドラム、アランがベース、スタインウェイピアノの演奏は、層の厚いメンフィスのトップピアニスト、Alvie Givhande

ゲストに双子のスタックス•ミュージック•アカデミー以来仲良しのサックス奏者、Reginald Whiteが数曲参加して演奏をさらに盛り上げました。

演奏は一部と二部があり、休憩には、ワインとおつまみサービス付き。
スタインウェイ•サタデー•コンサートは毎月開催で、なんと無料で楽しめるとても優雅なイベントです。

コンサートで演奏した双子のクリスマスミュージックをお楽しみください。




 AMRO Music
2918 Poplar Avenue, Memphis, TN 38111
Tel. 901-323-8888
 

    日本が誇る世界のジャズピアニスト、松居慶子(Keiko Matsui)さんがメンフィスに来てくれたので楽屋にお邪魔しました。


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    ジャズピアニストを目指さなかったのになぜかなってしまったという慶子さん。
    小柄なのに舞台に立つとすごい音楽を奏で、とってもでっかく見えます。

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    メンフィスには、メンフィス出身のグラミー賞受賞者、カーク•ウェーラム(Kirk Whalum)さんのA Gospel According To Jazz Christmasツアーで来てくれました。
    カークさんは、我が家の双子がStax Music Academyで音楽を勉強していた頃の恩師。双子がジャズを極めようと思ったきっかけの一人です。数年前に慶子さんがメンフィスにツアーで訪れた際にカークさんに紹介されて以来、すっかりファンになりました。

    音楽が素晴らしいのはもちろんですが、その人となりが超おもしろい!

    「私、ジャズピアニストでないです。」などという爆弾発言に、大笑い。
    特にジャズを目指したわけでなく、淡々とやりたいことをやってきたら、ジャズピアニストとして世界に認められてしまったというのが真相のようです。

    お話を聞くと、本当に努力の人だと思いました。
    音楽修行も並大抵でないと思いますが、アメリカ人の中で、日本人一人で淡々と、でも楽しそうに、ちゃんと自分の居場所を見つけてツアーしています。

    旧ソビエト圏では2002年からツアーしているそうですが、ちゃんと舗装された道路がないような小さな町でも依頼があれば出かけて人々にピアノ演奏で語りかけるそうです。
    私も旧ソビエト連邦など世界の各地に行った経験があるのでどんなに大変だったか想像してしまいました。

    「コンサートで平和な空気を増やすのが、今世のミッションだと思う。」と慶子さん。

    旧ソ連圏や東欧など、世界の各地で絶大な人気を誇る慶子さんですが、そんなひたむきな姿が人の心を打つのだろうと思います。


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    左から、双子のアラン、カール、カークさん、慶子さん、私

    慶子さんは、人との付き合い方にとても長けていて、他のバンドメンバーへの心配りも非常に細やか。

    楽屋で何かの話になり、私が他のバンドメンバーに「良かった」と褒めたら、「良かっただけでなく素晴らしい」と笑顔でフォロー。ちょっとだけの一緒に時間に色々と学ばせてもらいました。

    世界のトップに立つということはこういうこともできないといけないと双子に早速指南しました。

    このツアー、クリスマス前の数週間全米各地を回りますが、メンフィスでは、クレイボーン•テンプル(Clayborn Temple)という、1891年創立の教会。1960年代、歴史に残るアメリカの公民権運動の中心となった歴史的場所です。今世紀になってからは使用する人もなく廃墟になって取り壊しになりそうだったところを市民が立ち上がって再建事業を始めました。

    カークさんは思いやりがたくさんある人なので、この場所を残すことの意義を感じ、コンサートを企画したようです。

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    思いは通じ、この歴史的建造物は満席。一曲が終わるごとに観客は総立ちです。
    すごいコンサートでした。

    いろんな曲が上手に絡み合って飽きる暇がないままに2時間があっという間。観客参加型のシーンがあったり、いろんな工夫があって楽しく、もっと聞いていたいと思いました。

    コンサートが始まって間もなく古い建物の天井の一部が私のそばに落ちてきてびっくり。
    クレイボーン•テンプルも慶子さんたちの演奏が嬉しかったのかもしれません。



    こちらでチラッと当日の慶子さんの演奏の様子をどうぞ。




     

    カール&アランの12月の演奏イベント、スタインウェイ•サタデー(Steinway Saturday)が12月17日にあります。

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    メンフィスのスタインウェイ•ピアノ•ショールームで行われる演奏会は、スタインウェイのコンサート用グランドピアノの演奏とカール&アランの伴奏が間近で聴けるプライベートなコンサート。

    そのリハーサルの様子のビデオがフェイスブック上でブレイクしています。
    こちらではユーチューブでご覧ください。

    ディスニーの映画、「白雪姫」の曲、'Someday My Prince Will Come'  です。
    アランのアレンジをお楽しみください。



     
    Alvie Givhan (piano)
    Alan Maguire (bass)
    Carl Maguire (drums) 

    フランスのジャズクラブに行ってきました。

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    フランスのシャンベリ(Chambery)という街のジャズクラブで、友人のマニュエル•ロシュマン(Manuel Rocheman)のコンサートにやってきました。

    シャンベリは、スイス国境の近くのアルプ•ローヌ地方のサヴォワ県の県庁所在地。人口5万5千人ほどのこぢんまりした街です。

    ここにジャズ•クラブ •ドゥ•サヴォワ(Jazz Club de Savoie)というジャズクラブがあります。
    細い小道を入って、地下に潜ると中は広々としたコンサートホール。ここで毎週金曜日にライブ演奏があります。

    中に入ったら150席ほどのホールはジャズファンですでに満席。皆さんうなずきながら音楽を楽しみ、演奏の要所要所で拍手する姿にフランスの音楽観衆の層の厚さを感じます。

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    マニュエルは素晴らしいピアノの音色を響かせてくれるフランスのトップジャズアーティスト。
    生で聴くのはCDよりずっと素晴らしい。時に繊細に時に力強く、演奏技術も安定してハイレベルで、全体的にうっとりする音色を奏でてくれます。

    昨年のテネシー州ノックスビル市のジャズフェスティバルで初めて演奏を聴き、その音色に衝撃を受けました。性格も自然体で楽しい人なので、双子のプロデューサー、ドナルド•ブラウンに紹介されてからすっかりファン兼友達になりました。
    アルバムは3つゲットしてとっかえひっかえドライブ中によく聞きますが、元気の出る明るい曲調が多いです。

    世界30か国以上で演奏するピアニストですが、まだ日本には行ったことがないそう。
    ポジティブな人柄がよく現れた心地よい音楽で、とても素敵な夕べでした。

    マニュエルの音楽はこちらでお楽しみください。



     

    メンフィスの夏の楽しみといえば、レビットシェル(Levitt Shell)野外音楽堂のコンサートシリーズ。

    メンフィス、そしてこのアメリカ南部にゆかりのミュージシャンをメインにした本格的なコンサートがなんと!無料で楽しめます。
    6月から10月末まで毎週木、金、土、日曜日の週4日間、世界のトップミュージシャンや地元のミュージシャンのパフォーマンスを楽しみに、ちょっと涼しくなる日暮れどきに市民が集まります。
    芝生の上にシートを敷いて座る人、折りたたみ椅子を持ってくる人と、楽しみ方はそれぞれ。

    この土曜日は、メンフィス出身のジャズの巨匠サックス奏者、ジョージ•コールマン(George Coleman) 。ジャズの歴史を作った一人のコンサートでした。


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    今年で81歳ですが、演奏を始めたら、年齢を感じさせないさすがの音色です。
    サックスの音色は時に力強く、時にか細い鳴き声のように、自由自在の魔法の音色が聴く人を感動させます。

    メンフィスのMannassas High Schoolという高校からたくさん世界のトップミュージシャンが輩出されていますが、この人もその一人。

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    メンフィスの音楽を世界に広めた功績が認められて音楽で有名なビール•ストリートに埋め込まれる名前入りの音符授与式もありました。

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    メンフィスの有名ミュージシャンの写真集にサインをゲットしました。

    素晴らしい演奏をちょっとだけお裾分けです。




    メンフィスの夏の週末は、レビットシェルの音楽がオススメです。
    Brooks Museumのお隣、Overton Parkの中にあります。

    Levitt Shell
    1928 Poplar Ave, Memphis, TN 38104

     

    カール&アラン•マグワイア+小沼ようすけトリオは、「浜辺の歌」100周年記念ジャズコンサートを開催します。
    7月3日、日曜日、午後6時、秋田県北秋田市民会館です。

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    3人のリハーサルの様子は下記のYouTube画像でご覧ください。

    当日は、秋田から世界へ発進するジャズの演奏になりそうです!

    チケット購入お問い合わせ 
    080-1835-4504 
    ABCD実行委員会  (村岡)


     

    テネシー州ノックスビル市と北海道の室蘭市は、24年前から姉妹都市です。

     今年は、11月13日にノックスビル美術館で室蘭とノックスビルの姉妹都市提携24周年を祝うコンサートが開催され、オープニングは、ジャズで日本とアメリカをつなげているカール&アランがカルテットで演奏しました。
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    テネシー州立大音楽部ジャズ科の頑張り屋さん4人組は、左からアラン(ベース)、カール(ドラム)、ジェラルド(ギター)、カーソン(ピアノ)。
    この頃のノックスビルは、ジャズの音色があちこちに響くようになり、ジャズ科も若い活気にあふれています。
    このメンバーで、ジャズアレンジした「さくら」やオリジナル曲を演奏して盛り上げました。


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    室蘭では2000年から2010年まで、室蘭ジャズ•クルーズというジャズ•フェスティバルが開催されていました。ノックスビルからテネシー州立大ジャズ科の教授たちや地元のジャズミュージシャンが演奏に訪れています。

    ジャズ•フェスティバルは、現在は開催されていませんが、ノックスビルのジャズミュージシャンたちが毎年室蘭市を訪れてジャズで交流をしています。

    室蘭からは中学生がノックスビルでアメリカ生活を体験するホームステイをするプログラムがあるそうです。

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    こちらが、当日の出演者の面々です。

    前列の青い服が寺久保エレナさんという日本の新進ジャズアーティストです。
    札幌出身の彼女は小学生の頃からジャズに親しみ、室蘭ジャズ•ジャズ•クルーズでその才能を見出されてアメリカの音大に進み、現在は、日米でメジャーなプロ活動をしています。

    エレナさんを囲んでカール&あらん•カルテット、後列には、室蘭とノックスビルをジャズでつなげているケリーさんとウィルさん、そしてテネシー州立大ジャズ科の教授たちです。後列一番右がノックスビル市のジャズ文化を築き上げた、ジャズ科教授でカール&アランのプロデューサーのドナルド•ブラウンです。

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    エレナさんが非常に印象的な演奏で観客を多いに沸かせました。
    伴奏はテネシー州立大ジャズ科の教授たちです。

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    コンサートの後は、レストランのライブで共演、みんなで白熱の演奏を繰り広げてくれました。

    ジャズがノックスビルと室蘭、そして日米をつなげてくれていることを感じるひと時でした。




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