Jazz Twins

双子の若手新進ジャズミュージシャンの母がアメリカ南部メンフィスから、見て、聞いておもしろいことを発信します。

May 2015

ゴスペルといえば世界的にアル・グリーン(Al Green)。

その世界の頂点ゴスペルミュージックをメンフィスでは教会の日曜日のミサで聴く事ができます。

メンフィスの伝説レコーディングスタジオ、ロイヤルスタジオでレコーディングして世に出たアル・グリーンは、グラミー賞を11回受賞し、ケネディセンター功労賞なども受賞した人ですが、その本人が、牧師としてゴスペルを歌い、説教もするミサには、世界中からその歌声を聴きにたくさんの人びとがやってきます。


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時々いないこともあると聞いていましたが、私が出かけたこの前の日曜日には、アル・グリーン牧師がいました。

他のゴスペル教会も行ったことがありますが、説話と歌が半々くらいのところもあれば、説話が長いところなどいろいろ。さて、ここは、どうなのかな?と思いつつ、ミサが始まりました。

最初にバンド演奏とゴスペル合唱団による歌で会場が盛り上がります。

そこへ、アル・グリーンが登場し、説話が始まりました。
でも、説話は、あっという間に終わり、アル・グリーンのすばらしい歌声が教会に響きます。

これは、マイクに向って歌っている写真です。

ファルセットのきいた美しい歌声が教会のすみずみまで響き渡り、とても感動しました。

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エルビス・プレスリーの家、グレースランドの近くの教会は、緑の多い住宅地の中にあります。

フランス、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、カナダなど世界からはるばるやってきた人たちがたくさん来ていました。アメリカ人もはるばる各地から駆けつけていました。

日本人は、私と友人の二人だけで、アジア人も私たちだけでした。


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ゴスペルの歌と説教の合間にアル・グリーン自ら人々の間をまわり、「どこから来たの?」と声をかけてくれます。
私たちにも、「日本からよく来たね!」とそばに来て声をかけてくれました。

さすが世界中をわかせてきたシンガーは一挙一動が人々の心を惹き付けます。

約2時間半の歌とお話のミサは、たくさん歌があってあっという間でした。

どこの教会に行っても献金はありますが、ここも例にもれず終わりが近づくと封筒が配られ、それにお金を入れて献金します。来た人たちが列となり、アル・グリーンの前においてある献金皿に封筒をのせていきます。

すばらしい歌声と明るく元気なお話に感動させてもらったお礼をおいてくるという雰囲気でしょうか。



こちらで、アル・グリーンの教会の様子をお楽しみください。

YouTubeにいろいろな画像があがっていますが、私がいた日の雰囲気に一番近いものです。

こんな感じでアル・グリーンがずーっとたくさん歌ってくれました。

メンフィスでゴスペルを経験したい人には、絶対にお勧めです。
アル・グリーン自らのゴスペルを体験できるのは世界でここだけです。

Full Gospel Tabernacle Church


Full Gospel Tabernacle Church by Al Green
  • 787 Hale Rd Whitehaven
  • Get Directions (地図)
  • Phone number(901) 396-9192
     











 

4月30日は、ユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)が定めたインターナショナルジャズデーです。

世界中でジャズに関連したイベントが行われ、今年は世界185カ国が参加してお祝いしました。

この日は、ユネスコとアメリカのワシントンD.C.に本拠をおくセロニアス・モンクジャズ研究所(Thelonius Monk Institute of Jazz)がきめた「ジャズ啓蒙の日」。私は、メンフィスのスタックス・ミュージック・アカデミーの学生たちと一緒に州立メンフィス大学でこの日を祝いました。

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今年のスタックスミュージックアカデミーのインターナショナルジャズデーイベントは、メンフィス大学の音楽部と共同でチェスター・トンプソン・トリオを招き、コンサート、そしてジャムセッションが行われました。

このイベントについて知ったのは、おととしの4月にセロニアス・モンクジャズ研究所の人たちがミュージシャンをひき連れてメンフィスのスタックス・ミュージック・アカデミーにやって来たときです。

インターナショナルジャズデーは2011年設立ですから、今年でまだ4回目の新しい記念日です。
メンフィスのスタックスは今年で3回目の参加です。

スタックス・ミュージック・アカデミーではずっと写真係としてボランティアをしていましたが、双子が卒業した今年も引き続き、お手伝いに行ってきました。

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昨年は、ジャズコンサートのホストシティが大阪だったので双子がメンフィス出身の先輩大御所ジャズミュージシャンたちと一緒に「浜辺の歌」を演奏して、日本色のあるすてきなコンサート&ジャムセッションをしました。

今年は、学生たちが前述のチェスター・トンプソントリオの演奏を聴き、そして、一緒に演奏して学び、これもまた楽しいイベントになりました。

ジャズはインプロビゼーション(即興)の音楽なので、コツがわからないと難しいのですが、それをわかりやすくミュージシャンや先生たちが説明してくれて、若いジャズファンがまた増えました。

ジャズのルーツの一つとされているメンフィスで、このように次世代に文化が受け継がれていくことはとてもうれしいことです。

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こちらがチェスター・トンプソン・トリオの3人です。

左からジョー、チェスター、マイケル。
チェスター・トンプソンは、フィル・コリンズのジェネシスや、ウェザーリポートという世界的に一世を風靡したバンドのメンバーで、有名ミュージシャン多数と共演した有名なドラマーです。現在は、テネシー州ナッシュビルの大学で音楽の教鞭をとりながら、積極的に音楽活動を行っています。
これまでもスタックス・ミュージック・アカデミーにも何度か足を運んで学生たちを指導してきてくれました。

気取らず温かいハートのチェスターさん、2011年からこの2人の若いミュージシャンとジャズトリオを組んで活動をしています。

ピアニストのジョーは、30代、ベーシストのマイクは若干26歳の全くの若手。
このような若手と一緒に音楽を楽しみ指導してくれるおかげで、ジャズが次世代にしっかりとつながっています。

今年もすてきな出会いがあったメンフィスのインターナショナルジャズデー3回目でした。















 

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